防災士のコラム
防災士の目線で災害について考え、災害に強いLPガス設備について知っていただく
毎年、国内7都市で開催されているGHPフォーラム。
定員は75名程度で九州一帯からGHP関連業者の責任者が出席します。 筑豊の取扱業者としては、おそらく池田商会だけだったのはないでしょうか。 GHP(Gas Heat Pump)は、1979(昭和54)年に通産省の研究補助事業の対象として、都市ガス3社(東京ガス、大阪ガス、東邦ガス)とエンジンメーカー等15社による「小型ガス冷房技術研究組合」が設立され、ガス冷房技術として研究が開始されました。1987(昭和62)年9月1日に世界で最初に発売されたGHPは今日にいたるまで、電力に換算して940万kw、原子力発電所9基分を出荷しています。 GHPフォーラムを主催しているGHPコンソーシアムは1986(昭和61)年、LPガス仕様のGHPのための技術移転の受け皿としてLPガス業界有志により組織され、GHPの普及のための活動をしています。 今年のテーマは 「新時代 GHPに新たなチャンス ~学校空調と国土強靭化~」 2019年 プロパン・ブタンニュース 新年特大号 GHP導入は災害対応において効果を発揮する。熊本市は17年から小中学校教室にエアコン設置工事を進め、今年6月にすべての学校への設置が完了した。ほぼすべての学校に都市ガス・LPガスのGHPを導入し、各校に設置したGHPのうち1台を電源自立型GHPにして学習環境を確保するとともに、非常時の電源を確保した。
大分市も18年夏に中学校26校(LPガス16校、都市ガス5校、電気5校)に空調設備を導入。LPガス仕様GHPを導入した学校のうち、市が災害時の防災拠点に指定した6校には1系統に電源自立型GHPを導入し、災害対応バルク貯槽を設置した。この災害拠点6校のうち3校は都市ガス供給エリアにあるが、LPガスの災害対応力が評価されすべてLPガス仕様機となった。 |
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6月 2020
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